ニューオリンズ・プリザベーションホール前にて
2000年の夏は、シカゴ・ジャズフェスティバルに行ってきました。
シカゴの真中にホテルをとって、歩いて20分ぐらいのグランド・パークまで、毎日出かけました。
入場料が無料であるばかりか,企画がとても良くて、中でもECM特集ではチャールズ・ロイド・カルテット、ロスコー・ミッチェルとノート・ファクトリー、デイブ・ホラント・クインテットがとても印象に残りました。
カルチャー・センターで聴いたフリー・コンサートのジョセフ・ジャーマン・オクテットが、AEOCを離れてもそのスタイルはそのまま、という素晴らしいアンサンブルで、心を打たれました。
ちなみにジョセフ・ジャーマンは仏教徒だそうで、頭を剃り落としていて、ガンジーのような優しいまなざしで日本語でサインしてくれました。
ジョセフ・ジャーマン・オクテット
その他、アンドリュー・ヒル&ボン・フリーマン、ダイアン・リーブス、ステフォン・ハリス、デビット・マレイ、ハービー・ハンコック、フィル・ウッズ&スティーブ・レイシーほか、という豪華な顔ぶれは最高でした。
ビルの林立するシカゴの夜景の美しさ、ミシガン湖の向こうに打ちあがる大きな花火、そして屋台も沢山出て公園はあふれかえらんばかりの人でお祭り気分。
そんな中、もう障害者もお年寄りも家族連れも、もう誰にでも声をかけて、思い切りエンジョイしていました。
ジャズのルーツをたどりたくて8月27日から9月8日まで、ニューオリンズからシカゴへ、そしてボストンまで(ニューヨークは既に体験していましたので)足を伸ばしましたが、州が変わると別の国へ行ったようで、今更ながらアメリカは広いなあと感じつつ、アムトラック・トレーンで北上し、グレイハウンド・バスで中部を走ったときは、ニューヨークだけがアメリカではないような、本当のアメリカの姿を見たような気がしました。
Jazz Haus POSY
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