真夏のNYとニューポート・ジャズフェスティバル

 

2013年8月2日から8日迄、NYとニューポートジャズフェスティバルに出かけた。

NYまでデルタ航空の直通で12時間かかる。

ニューポートへも、片道4時間という長さ。

8月は学校が夏休みに入っているせいか 

集団の旅行者が多く機内は満席、眠剤を飲んで眠る事に。

 

午後の3時頃NY・JFK空港着。余り疲れてはいない。

Eラインの地下鉄で51丁目のホテルに無事到着。 

何度も来ているせいかあまり緊張感が感じられない。

  

8月4日、59丁目よりバスでニューポートジャズフェスティバル行。

早朝5時出発予定、気温27度ちょうどいい。

当日長距離バスは止まっていたが

係の女性スタッフがまだ来ていない、遅刻です。

日本とはだいぶ違う、宣伝の割にはいいかげんなところ多い。

遅れて出発したが誰も文句言わない、慣れている。

 

すがすがしい朝の光が射してきて気分は晴れ晴れ。

チケットとパンフレットもらってそれぞれ会場へ。

 

海からの風はさわやかだが日差しがすごく暑い。

でも誰も熱中症だなんて心配している人いないようだ。

この違い、日本の騒ぎ方異常では?

お客はこの日を楽しもうとお弁当やアイスクーラーや

大きな椅子やシート持ち込んで、ピクニック気分。 

ジャズが何なのか判っても判らなくてもいいです。

この日は一年で一番たのしくくつろげる日なのです。

ジャズフェスの楽しみ方ってこんな盛り上がりが最高。

昔来れなかったから必ず来よう、と思っていたが達成した。

 

「真夏の夜のジャズ」(1958年)というニューポートの映像が美しい、すばらしい映画があったが、

今はそのような優雅さは感じられない。

誰でも楽しめる気楽なものになったよう。

 

チック・コリア(相変わらず貫禄)

ジョシュア・レッドマン(もう40代です)

パキート・デリベラ(キューバ出身)

スティーブ・コールマン(聴き続けよう)

ロイ・ヘインズ(この元気さ)

ジム・ホール(あの音色忘れられない)‥ 

 

ニューポート・ジャズフェスは一時中止していたが、 

今はすっかり伝統的な趣きのあるジャズフェスに‥。

帰り夜7時出発したが、渋滞に巻き込まれて、ニューヨークに着いたのは夜中1時近く。 

まさに弾丸ツアーだった。

 

翌朝はお昼頃やっと起きてホテルのカフェに行く。

この泊まっているホテルのカフェは若者に大人気。 

摩天楼の一角に斬新なデザイン、すごくかっこいい。

 

NYでお気に入りのジャズクラブ、ジャズスタンダードでミンガスオーケストラを聴くことに。

まだまだ良心的な店、ワンドリンクで(勿論ライブチャージは別)

ダイナミックなサウンドを堪能でき、予想外の収穫だった。 

  

最後の夜は、今回のお目当て、バードランドにトリオ3を聴きに行く。

ライブは小さい所でじっくりと、これが私の最高の贅沢。

いい席取ろうと早めに行ったら、一番前の特別席だった。

オリバー・レイク、レジー・ワークマン、アンドリュー・シリル、それに白人のピアノ入り、常に新しく進化している様子。

ワークマンと仲良しになった。人柄がとてもいいのです。

明日も来ないかと云われて、正直うれしかった。

しかし、翌日は予定通り帰路に着く。

思い出いっぱいの旅だった。