コペンハーゲンは第二の故郷です ~コペンハーゲン・ジャズフェスティバル~

 

 1999年7月7日から21日まで、念願のコペンハーゲン・ジャズ・フェスティバル、そしてドイツに行ってきました。数々の歴史に残るレコーディングを残した有名な“カフェ・モンマルトル”に行きたくて想いをつのらせていたのですが、10年前になくなっていました。

 

 今回は結局、5ライブを聞きました。 

 まずは、チボリ公園での「チック・コリアとオリジン・ウィズ・ゲイリー・バートン」(ゲイリーとのデュオは最高で、チックは若いメンバーに刺激されてすごく盛り上がった)。 

 そして、“チボリ・コンサート・ホール”で「ニールス・ぺデルセン・トリオ」(世界的になったぺデルセンが真剣に演奏している姿に好感が持てた)。

 それから“コペンハーゲン・ジャズ・ハウス”の「カーラ・ブレイ 4+4」(ソールド・アウトだったが、2時間ねばって立ち見で入れてもらい、走り込んだ。 終了後、サインをもらい握手をしたときは、感動してしまいました。演奏のすばらしさに加えて、カーラはとても優しい感じでした)。 

 次いで、「パレ・ミッケルボルク・クインテット」(教会の中庭で演奏したが、これがまたすごいノルデイック・ジャズ!)

 そして最後に「ジャスパー・シロ・グループ」(アウトドアでモダン・テナー、人垣でいっぱいでした)。 

 

 マッズ・ヒンディング、アレックス・リールなどデンマークのミュージシャンがそこここで演奏しており、街中がジャズ一色。

 人々は皆おおらかで、短い夏を思い切り楽しんでいるようでした。 デクスター・ゴードンが最も愛した微笑みの街・コペンハーゲンは、私の第二の故郷になりました。

 余談ですが、その後ベルリンで偶然にもスティーブ・コールマンのライブが聞けてラッキーでした。