シカゴからニューヨークへ2015

 

9月3日から11日まで、シカゴ・ジャズフェスティバルとニューヨークに行った。

 

シカゴのジャズフェスは15年位前にも行ったがすっかり変わっていて、公園の中に立派な野外劇場ができあがっていた。

 

しかし何といっても無料なのが、昔と変わらず素晴らしい。

 

 

シカゴの代表チコ・フリーマン(ts)とおじのジョージ・フリーマン(g)、ジョージは90歳近くになっても健在。

 

ディー・ディー・ブリッジウォーター(vo)、この人が出ないとフェスティバルは始まらない。

 

 

フレッド・ハーシュ(p)トリオ、地味だけどとても印象に残った。

 

マーク・ターナー(ts)、これから期待できそう。

 

今年は前衛集団AACMの50周年のアニバーサリー・ステージだった。

毎日夕方からいろいろなミュージシャンが出てきて、3日間を堪能した。 

 

シカゴでは、パーカーも来たという由緒あるクラブ「ジャズ・ショーケース」にも行った。

 

その日のメインはアイラ・サリバン(ts)。現役のオーナーはかくしゃくとして、ミュージシャンに注文をつけていた。

シカゴは人々がとても親切、目が合うとにっこりして、高層ビルが立ち並ぶ都会とは思えない人々の暖かさを感じた。 

 

後半はニューヨークへ。

ジャズ・スタンダードでディビット・ギルモア(g)クインテット、

ディジーズ・クラブでゲイリー・ピーコック(b)トリオ、

ビレッジ・バンガードではビル・チャーラップ(p)トリオを聴いた。 


いつ来ても何かライブが聴けるニューヨーク。

どの演奏もクラブの雰囲気がよくて、ニューヨークまで来て聴くだけのことはあった。

ビレッジ・バンガードは久しぶりだったが、80年代の古い感じが一掃されて新しくなっていた。

ここで、ビル・エヴァンスやコルトレーンが歴史に残る名盤を残したのかと、改めて思いをはせた。

 

ニューヨークの人たちも、「お先にどうぞ」と手をさしのべたり席を譲ってくれたりして、忘れられない旅になった。