ニューヨーク 2017 チャーリーパーカー・フェスティバル

8月25日から9月3日まで、ニューヨークのチャーリー・パーカー・フェスティバルに行ってきました。

偉大なチャーリー・パーカー(1920年8月29日生)、その存在は今も輝き続けています。

フェスティバルはニューヨークの公園で行われ、私たちはマンハッタンの真ん中、グランド・セントラル・ステーションのすぐ近くのホテルに泊り、そこから通いました。

 

最初の日、ハーレムの公園の中にある野外ステージへ。

80年代のハーレムとは見違えるほど変わり、街も公園もきれいで、人々はやさしい。

この日のハイライトはリー・コニッツ、いまだ健在だった。

 

60年代の名盤”Motion”を思い出した。

 

二日目は会場が変わり、イースト・ビレッジの小さな公園へ。

テナーの大御所ルー・ドナルドソン、いるだけでいい存在感。

メインは一番聴きたかったジョシュア・レッドマン、今が最高に輝いている。

40年代から80年代のジャズも深く理解しながら、いつも最前線を走っている彼、これからもずっと見守っていきたいと思う。

 

それにしてもニューヨークの愛すべき人々、いいですねえ、すぐに親しくなれる。

演奏が佳境に入ると、観客たちが踊り出した。これにはびっくり、みんな心から楽しんでいる。アメリカの人たちが大好きになった。

 

 

旅の後半、あちこちのライブハウスに行きました。

 

*バードランド

チャーリー・パーカー・バースデーセレブレーションで6人が出演。

ヴィンセント・ハーリング、グレック・オズビー、ジェレミー・ペルト、ロニー・プラキシコ、ビリー・ドラモンド、他ピアノの女性。

スーツを着て、みんなさっそうと現れる。

昔、彼らが20代だった頃聴いているが、その成長ぶりに目を見張る。

ライブ終了後、一人一人からサインをもらう。ビリー・ドラモンドとは一緒に写真も撮った。

ミュージシャンとお客が一緒になってわいわい楽しむ。

ウェス・モンゴメリー"Full House”のような、ジャケットの写真を見て想像していた喜びをここで味わうことができた。

 

*イリディウム

お店の感じが変わり、とても親しみやすくなった。

ステージにはジミー・ヒース、ゲイリー・バーツ、ジャボン・ジャクソン、ドナルド・ハリソンの4人のサックス奏者が登場、一斉にパーカーの曲を演奏した。

ジミー・ヒースは現在92歳、本当に歴史を感じる。

ステージではジョークを飛ばしながらも、楽屋では車椅子に座りじっと目をつむり体を休めていた。

ドナルド・ハリソンは礼儀正しくて、好感度抜群だった。

(左からジャボン・ジャクソン、ジミー・ヒース、ゲイリー・バーツ、ドナルド・ハリソン)

 

 

その他、ビレッジ・バンガード、スモールズ、セントピーターズ教会、ジョン・ゾーンのライブ(ニュースクールという大学の構内で行った壮絶なライブ)に行きました。

 

9日間の滞在中、全部で8ステージ聴くことができ、達成感と充実感でいっぱいです。